いのさんのブログ: ☆独り言☆　脱柵

皆さん、こんばんは。

調べ物をしていたら、元防大生で脱柵して辞めた方のブログが有りました。

自衛隊では、駐屯地や基地などの敷地内に居住する営内者や、防衛大学校や高等工科の生徒が
無断外出・脱走する事を脱柵と言います。

子供達の高等工科でも似た話は聞きましたが、脱柵者本人のブログだったので
思わず読んでしまいました。

意外な事に、身柄を確保され事情聴取を受けると、頑張って何とか続けろと言う言葉が続くと思えば、
辞めたければ辞めた方が良いといわれ、教官が同期達に、脱柵者にもう一度頑張ろうとか軽々しく言うな！と
言っていたそうです。

確かに、無理に続けさせたところで、一度逃げた人間はまた何かあれば逃げるだろうし、
まだやり直しがきく歳なら、出直した方が本人の為と言う事でしょう。

まぁ、理由はどうであれ、一度脱柵した者は信用なんて無くなりますし、万が一戻ったとしても、
棘の道しかありません。

実際、今まで聞いた話で脱柵者は、懲戒処分を受ける形になりますが、軽い処分で済んでも
依願退職と言う形で、重ければ懲戒免職（余程の事案が重なる場合みたいですが…）で、
結局は辞める事になってしまうみたいです。

脱柵につながる原因の大きな部分は人間関係ですが、民間に行っても人間関係は変わりません。
結局、自衛隊の方が良かったと思っても、脱柵者はそう簡単には戻れません。

周りのせいにしようが何をしようが、本人の意志によってしか脱柵は出来ないのですから、
大人が自分の意志で逃げ出すのであれば、二度と元の世界に戻れないと覚悟はしているでしょうし、
そもそも脱柵・逃げる事によって周りの人間には多大なる迷惑（場合によっては警務隊が出動したり、
警察に捜索願を出されたり）をかけているので、二度と戻る事は出来ないと言うのは大人なら
理解できると思います。
小学生なら泣いて戻って来るかもしれませんが。

ちょっと厳しい言い方になってしまいましたが、脱柵者を非難するつもりもありませんし、
自分に合ってないと判断すれば、その人の人生ですから新たな道を歩めば良いと思います。

そう思うと、次男と三男は、あの環境下でよく頑張ったなぁ‥‥

ではでは。

by いのさん ¦ 23:33, Monday, Dec 15, 2025 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ 携帯

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